今日はもう一つ以上感想を書こうと思うけど、その前に天冥の標シリーズの感想を書き終えたほうがいいだろうなー。
題名
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち
著者
小川一水
ジャンル
SF・エロ小説
評価
60点 佳作
あらすじ
前作Ⅲの舞台のちょっと後ぐらい。
救世群の少年(今でいうエイズ持ちみたいな)が偉大なるエロ親父によって作られた、ダッチワイフロボットの集まる娼館におとずれる話。ロボットと一緒にセックスの極意を見つけるために試行錯誤していく
感想
あらすじは少し書きすぎたかもしれないが、大体こんな感じであってると思う。っていうかこれ単体で読めば特に序盤はこのあらすじまんま。後半ぐらいから、偉大なエロオヤジこと師父の謎やロボット軍団、あるいはダダーの痕跡が見えてきたりする。
しかし、たぶんこの巻が言いたいのは次の巻遂に出てくるミスチフによる融合の気持ち悪さなのだろう。
分かり合う事、そして交流することと、同化することは全く別の事。異文化・異種族、異なるからこそ面白いのであって、同化してしまえばその面白みはなくなってしまう。うーん確かにごもっともだ。後、初めてが一番気持ちいいって事でいいのだろうか。ファーストコンタクト。まあそういう側面は誰しもあるよね、慣れるとマンネリ的な。どんな面白い小説も、二度三度読めばつまらなくなるし。書いていて思ったが、グローバル化の皮肉でもあるのかなぁ。
正直感想書いていても何を書いてるのか良くわからなくなってきたが、かといってもう一度読みなおすきにもならない。天冥の標が終わりに近づいてきたときに、今度はじっくり読もうと思う。とにかく何か少し痛々しいエロ小説に思えたので60点・佳作!
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