図書館戦争書いてる人の作品らしい
といっても図書館戦争は読んだことがないなぁ
知り合いが面白いって嵌ってた気はするんだけれども
題名
レインツリーの国
著者
有川浩
ジャンル
恋愛
評価
65点 佳作
あらすじ
主人公はあるときふと子供時分に読んだ本の事が気になりネットで検索してみることに、するとその本の感想が書かれているサイト「レインツリーの国」を発見。自分と同じように子供時分に読んだ人がいることに感激し、そしてついつい熱くなってしまいフォームから自分の感想を添えて送信。
それから、「レインツリーの国」管理人とのネット上での文通が始まり、そして遂には現実で会うことに。。
感想
恋愛モノも結構いけるなぁと思ったのが今作。ただちょっと説教臭いとい感じの主人公が苦手かな。行動力もあったりして、普通に大人なのが好きでない。もっとも、そんな主人公の性格のおかげかうじうじしている期間は短く、さくさく進んでいくので読みやすい。
そして本作のもう一つのテーマでありネタバレでもある、聾唖者(耳が聞こえない、あるいはほとんど聞こえない人の事)と一般人の恋である。ある意味、身分違いの恋やら障害を乗り越えての恋愛はありがちなテーマであり、これもその互いの認識を埋めていく作業を見ると似たようなものを感じた。コンプレックスは、コンプレックスと自分で認識するがゆえにコンプレックスであり、他の人にとっては案外なんでもなかったりする。
そしてもう一つ興味を惹かれたのは聾唖者にも二種類いて、生まれた時分から聞こえない人と生まれた時は聞こえていて事故や病気のように後天的に聞こえない人がいることだ。確かに普通に暮らしていると、障害者というラベルで一括りにしてしまいがちだが、彼らにもそれぞれの事情がありコミュニティがあるのだと切実に感じた。
そんな二人の恋愛だが、基本的には大した障害もなく進んでいく。最大の敵はココロのもちようという感じでもあるのだが、何だか二人共小難しい事考えながら付き合ってるんだなぁという感想も残った。
うーんいつもに増して感想がgdgdになってしまった気がする。やっぱりこの小説でもそうだけど自分の考えを纏めるのも伝えるのも難しい事なのね。
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