wikiでは大人向けのライトノベルを謳ってる作者さんみたいだけれども
その通りでよみやすい作品が多い。てか女の人なんだなぁ
題名
三匹のおっさん
著者
有川浩
ジャンル
青春!(色んな意味で)
評価
85点!名作
あらすじ
定年退職をした還暦の60才の3人の悪童ならぬおっさん達が一応は主役の物語。暇になった時間を使って、町内の治安を守るために立ち上がる3人は培ってきた経験を元に縦横無尽に駆け回る。
感想
ああ、面白い。そんな印象がまずくるのが本作、昨日書いたフリーター家を買うのような物語の起伏は特にないが爽快でテンポがいいので勝手にページが進んでいく。
特にいいのは、やはり3者3様でどこにでもいるなぁという格好のおっさん達がメインだから。確かに今時のおっさんは若々しい、というか今の日本は60で高齢者面出来るほど若い国ではない。そしてある意味人生における最後の転機とも言える年代で、ここでどう生きるかで生き様が決まるのかもしれない
そしてこの作品で描かれているおっさんたちは普通だ。普通に頭が硬かったりするし、コミュニケーション能力に欠けてたりするし、頑固という言葉も似合うだろう。複雑なお年ごろでもある。ただしカッコイイ。
途中から孫の祐希の視点で語られてたりするが、素直じゃない孫から見てもカッコイイ爺さんだという事は見えてくる。そしてフリーター家を買うや、レインツリーの国でもあったがやはり著者が説いているのはコミュニケーションの大切さ。カッコイイからといってふんぞり返っていてもかっこよくはない。何を書いてるかわからない気もするが、とにかくカッコイイのはカッコつけてこそなのだ。
改めて考えてっみるとカッコイイというのは、彼ら3人だけではなく巷にも沢山転がっている気はする。自分の祖父も、昔電車に乗っている際に彼自身かなりの年なのに近くで立っていた老人に席を立って譲ったときなどはカッコイイと思ったものである。
年寄りになっても、そういうカッコイイ人間でありたいと思ったので名作!85点
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